松田弦
オーガスチン弦の、伸びやかで太くキラキラした高音と野性味のある豊かな低音が自分にはとてもしっくりきます。クラシックギターを始めた頃から今に至るまで、オーガスチン弦の響きは僕の音楽づくりになくてはならないものです。弦を張るとき、外すときの感触すら愛すべきこの弦を相棒に、これからも新たな表現を求めていきます。
松田弦
高知県出身。16才からクラシックギターを始める。早稲田大学卒業。2011年から2年間フランスのストラスブール音楽院に学んだ後、オーストリア、イタリア、スペインで研鑽を積む。アリカンテ大学(スペイン)主催のマスター修士課程修了。これまでに、松居孝行、村治昇、新井伴典、今村泰典、アレクシス・ムズラキス各氏等に師事。
2009年第52回東京国際ギターコンクール第1位、2013年アントニー国際ギターコンクール(フランス)第1位(あわせて課題曲賞と聴衆賞を獲得)をはじめ、2000年~2013年の間に国内外8つのコンクールで第1位受賞。
2007年初めてのソロリサイタルを開催。2009年「GENIUS」でソロCDデビュー。その後キングレコードから発売された「弦想~Gen-Soul~」(2013年)、「esperanza」(2014年)は、ともに『レコード芸術』誌にて特選盤の評価を受けた。2017年4枚目のソロCDとなる「Evergreen」がフォンテックよりリリースされ、同じく『レコード芸術』誌にて特選盤となるなど高い評価を受けている。他に、新井伴典氏とのデュオで「夏の列島」(2011年)、「ジャック・イベール作品集」(2016年)、「エンリケ・グラナドス スペイン舞曲集」(2017年)、フルートの泉真由とのデュオで「海へ」(2018年)の4枚のCDもある。
2016年、東京オペラシティ文化財団のリサイタルシリーズ「B→C」に出演、ダイナミックかつ繊細な音色で聴衆を魅了した。2017年、ヨーロッパ4か所、東京、高知でリサイタルを開催。2018年、バンコクで行われたアジア・インターナショナル・ギターフェスティバルに招待されリサイタルを開催。
日本各地を始め、オーストリア、フランス、ドイツ、イタリア、スペイン、タイ、フィリピンなどでもリサイタルを行う。 近年ではタレガ・ギターカルテットのメンバーとしての活動、フルートとのデュオ、華道家、書道家など異ジャンルのアーティストとのコラボレーション、高知県下の小中学生を対象としたワークショップなど、クラシックギターの魅力を伝えるため幅広い活動を行っている。
オフィシャルウェブサイト https://genmatsuda.b-sheet.jp/