渡辺香津美
オーガスチンのクラシックギター弦。思えば、中学生の頃から使っているので、僕のオーガスチン歴も50年近くなる。組み合わせは、ギターによって高音弦はインペリアルかリーガルをチョイス。低音弦はRED基本で、音圧の欲しいエレアコ等にはBLUE。ナチョラルで艶のある高音と、スピードと芯のある低音が気に入っている。
ギタリスト 渡辺香津美
渡辺香津美(ギタリスト・コンポーザー・プロデューサー)
1953年東京都渋谷区生まれ。血液型A型。
名実ともに日本が世界に誇るトップ・ジャズ・ギタリスト。17歳で衝撃のアルバムデビュー。驚異の天才ギタリスト出現と騒がれて以来、常に最先端インストゥルメンタル・ミュージックを創造し第一線で活躍。その速いテンポで繰り出される魅惑のアドリブと芳醇な旋律、演奏技術を緻密に組み合わせることで、音の一つ一つに豊かな表現力を含ませ、独自の<カズミサウンド>を創り出すことでも定評がある、まさしくワン・アンド・オンリーの存在。
‘79年、坂本龍一と結成した伝説のオールスターバンド<KYLYN(キリン)>を皮切りに、YMOのワールドツアーへの参加が、KAZUMIの名を世界的なものにする。‘80年の記録的な大ヒットアルバム<トチカ>に代表されるジャズ・フュージョン界のアイコンとしてフィールドを牽引する。これまでに歴史に残る音楽家をはじめ、内外トップミュージシャンとの共演数も群を抜き、国内はもとより世界中で公演。
現在はジャズ・フュージョンにおける多様なプロジェクトと並行し、アコースティックを中心としたソロワーク<ギター・ルネッサンス>シリーズでのアルバムリリース、ライブツアーを行い、海外フェスティバルからもソロおよび自身のプロジェクトで招聘され、国内と半々のバリューで活動を展開中。生粋のインプロヴァイザーたる資質を活かし、作・編曲においても独自の世界を構築。クラシックギター界からの委嘱作品も好評を博す。さらに舞台音楽のプロデュース、映画音楽への演奏提供など活動は多岐にわたる。近年では<アランフェス協奏曲>を軸にオーケストラとの饗宴、3台のギターによる編曲と演奏など求道心とギターへの愛はゆるぎない。エッセイ執筆、テレビ、ラジオ等のメディアでの露出も多く、『いち国民いち楽器』を提唱し、広く音楽文化に貢献。洗足学園大学ジャズコース客員教授。